ストーリーがあなたを輝かせる

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ストーリーがあなたを輝かせる

はじめに

 あなたの人生を一言で表すと、何になるだろう?

全く障害のない楽な人生?
いや、順風満帆な人生の方がきっと少ないだろう。

誰しもが、大小様々な困難を乗り越えて現在を生きている。
もちろん、どうしても辛い時には逃げる事だってある。

そのように様々な出来事を経験し、選択する中であなたの人生が紡がれていく。

あなたの人生の出来を決めるのは、だれでもない【あなた】だ。
あなたの考えや行動が、あなたの人生を決定付け、ストーリーを作る。

そして、人々はそのストーリーに心惹かれ、動かされる。
あなたが紡ぐストーリーもきっと誰かの力になり、はたまた誰かの原動力になるかもしれない。

今回は、とある1人の少年のストーリーを紹介する。

ストーリー

ストーリー

 あなたの原点はなんだろうか?

現在に至るまでの経験や
その職業を選択した動機などはあるだろうか?

幼少期の強烈な体験は、時に、その人の人生を決定付ける大きな要素となりうる。

ある少年は8歳で両親を亡くした。
貧しかった少年はお金の不自由さがコンプレックスだった。

しかし、小学生だった少年は、働くことは難しい。
もちろん、どこも雇ってはくれなかった。

そこで
お金と自由を求めた少年はある行動に移る。

路上でギターの弾き語りを始めたのだ。

そして、少年はビジネスの根幹を学び、のちに大きな成功を収める。

彼の名は、前田裕二。
後のSHOWROOM社長である。

人生はドラマのようだ

人生はドラマのようだ

人生は、しばしば
自らでコントロール不能な逆境に遭遇する。

一見打ち手のなさそうな試練だったとしても、
決して運命に屈してほしくない。


後天的な努力で必ずあなたは乗り越えられる。

前田裕二


彼は言う。

世間との競争ではなく
自分の運命と向き合い
人ではなく、運命に負けないでほしい と。

弾き語りから学ぶビジネスの根幹

弾き語りから学ぶビジネスの根幹

彼は、ストリートでの弾き語りからビジネスを学んだ。

幼いながらも、PDCAを繰り返すことで、確実に客を増やしていった。
この経験が後の経営を助けることにつながる。

そして、この弾き語りからビジネスの在り方を知った。
感動の連鎖に気づいたのだ。

感動を受けた人が
感動を与えてくれた人に対して
直接的にお礼をする。

これがSHOWROOM株式会社の理念となっている。

未知より既知

未知より既知

 小学生のストリートの弾き語りに、足を止める人は少ない。
そこで、前田少年は工夫を凝らして試行錯誤した。

そして気づいた。

オリジナル曲よりも
『どこかで聞いた曲』の方が心に刺さるのだと。

そこで客目線で考えることを学び、実行に移した。

誰しもが、聞いたことのある曲であり、
小学生である自分が歌うとインパクトを与えられる曲。。。

そして、前田少年は『昭和の歌謡曲』を歌った。

作戦は、大成功だった。
小学生が歌謡曲を歌えば、ギャップが生まれて関心を引く。

次第に客足が増えていった。

濃い常連客

濃い常連客

 どんなビジネスでも、安定的に収益を得るには常連客の存在は欠かせない。
ストリートの弾き語りにおいても、常連客の獲得は非常に重要である。

そして、その常連客が熱心に通い詰めてくれると尚よい。
それは【濃い常連客】となる。

その【濃い常連客】を増やすには、3つのステップが必要だと学んだ。

①コミュニケーション可能範囲に客を入れる

まず、ストリートの弾き語りにおいて重要なことは、客に足を止めてもらうことである。
つまり、自分とコミュニケーション可能範囲に客を入れる必要があるのだ。


『どうやったら素通りさせずに、惹きつけられるか?』

前田少年は、一つの答えに辿りついた。

それは、自分の中にツッコミどころを作ることだった。

手書きボードを置き、そこには当日の歌を一覧として記載した。

『小学生がこんな古い曲を?』
『小学生なのに不倫の曲を?』

あえてツッコミどころを作ることで、道行く人の興味を引き、見事に足止めを成功させた。

②客のリクエストを受ける+時間差で

 『自分のためだけにしてくれた』と思うと、人はだれもが喜ぶものだ。
前田少年は、客にリクエストしてもらい、あえてその場では歌わなかった。

リクエストを受けて、時間差で歌うことでストーリーを作った。

『来週までに練習しておきます』と伝えることで、
次に来てもらう約束を取り付けた。

そうすることで、
客は『自分のために練習してくれている』と次回までの1週間、思いを馳せる。

すぐに歌うよりも、価値を高めて相手の心を動かす。

すると、客の財布のひもは自然と緩んだ。

③絆が深くなった時にオリジナル曲を歌う

①、②を繰り返し行い、客との絆を深めたところで、初めてオリジナル曲を歌う。
そうすることで、『知らない子供が歌った知らない曲』ではなく
応援している良く知った子が歌う、ストーリーのある曲になるのだ。

人生の勝算

人生ほ勝算

 原体験に紐づく、揺るぎない大きな志。
人生を通じて追い続けたい夢。

その志や夢が会社のビジョンや日々の活動となっている状態。

そのような状態であれば、人生の勝算は見えているに等しい。

逆境は必ずバネになる。
努力と情熱次第で人はどんな高みにだって行ける。

それを証明したいのだ
と前田さんは言う。

現代において
戦国時代の武士のように、大義や立派な志を持った人は少ないかもしれない。

自分が一体なにをしたいのかも、まだわからない人も多いだろう。

ただ、現状をどうにかしたいと考え
もがき苦しんでいる人にとっては、前田さんのような人は大きな希望になりうるかもしれない。

まとめ

 逆境でも、決してあきらめずに、お金の自由さを追い求めた前田さん。

小学生にして、ストリートで弾き語りを行い
集客のためにPDCAを繰り返し実践した。

そこから、前田さんはビジネスの根幹を学んだ。
そして、現在も熱い志を持ち続け、ビジネスを経営している。

秋元康さんは言った。
『夢は全力で手を伸ばした1㎜先にある』と。

もし、あなたが逆境に遭遇し
辛い人生を送っていても、どうか諦めないでほしい。

前田さんの言葉に耳を傾け、確かな学びを得ることで
今日とは違った明日が見えるかもしれない。

そして、あなたは決して一人ではないと思い出してほしい。

あなたと同じ思いを持った仲間は、必ず何処かにいる。

強く光輝くコンパスを持っていれば
どこからともなく仲間は集まる。

前田裕二

 

参考著書

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