【本】あなたの人生を決める!?〇〇の善し悪し!!

はじめに
あなたは人生の中で、多くの選択をする。これからも、さまざまな場面で選択を強要されることになるだろう。そのような時の、指標となるのが戦略だ。
何かを成し遂げるためには、戦略が欠かせない。そして、戦略には2種類ある。良い戦略と悪い戦略だ。今回は、あなたに良い戦略についてご紹介したい。
戦略の基本

まず、良い戦略を立てるためには、基本を知らなければならない。戦略の基本とは、『敵の最大の弱点に、我々の最大の武器をぶつける』ことにある。そして、良い戦略には以下のような基本構造がある。
- 診断
- 基本方針
- 行動
①診断
まず、現状の問題点をみつける必要がある。戦略とは、より良くするために行う。すなわち、諸悪の根源を見つけ出し、そこを叩き劇的な改善を引き起こすのが目的だ。そのためには、現状把握が欠かせない。
そして、他との差別化を図る必要がある。そのためには、あなたの強みを見つけなけばならない。あなたの最大の武器を磨くことで、より良い成果を得ることが可能となる。
②基本方針
問題点と強みが見つかったなら、基本方針を立てる必要がある。それらを、行うためにはどのような方針が必要だろうか。多くの場合に、資源は限られている。お金・人・モノと3つの限られた資源を使って、それらをどこに集中して投下するかを考えなければならない。
また、実際に行動へ移せば、次々と予想していなかった問題が浮上してくるだろう。 そのような時に、場当たり的な判断に基づいて修正していくと、当初の目的から大きく外れてしまう事になる。
そのような事態を避けるためにも、基本方針の決定は欠かせない。基本方針とは、困難な問題に陥った時に、無数の選択肢から尤もらしい選択を促すためのものだからだ。
③行動
最も重要なのがこのフェーズである。良い基本方針を立てても、行動に繋がらなければ成果は得られない。つまり、良い戦略には行動を促すアクションが欠かせない。行動を促すには、実現可能だと思わせる必要がある。そのため、【近い目標】が重要となる。
どのようなプロジェクトでも、完璧に状況が把握できている場合は少ない。我々は時に、漠然とした問題にぶつかる。しかし、その状況下で、迅速に手を付けられそうなところを見つけ出し、問題を具体化する必要がある。
そのように、問題を具体化することで、行動につなげることができるのだ。
すべてが異色なIKEA

家具販売を担うIKEAは誰もが知っているだろう。今では、世界中に拠点を持つ大企業のIKEA。しかし、始まりは片田舎のスウェーデンの通販会社であった。
彼らのビジョンは『より快適な毎日を、より多くの方々に』と創業当初から変わらない。そんな彼らは、いかにして大企業へと成長したのか?そこには良い戦略がの存在があった。
IKEAは独自の強みを構築するために、他の家具量販店との差別化を図った。異色なIKEAの特徴は下記の通りである。
- 店舗が巨大
- 選択肢が多い
- カタログがわかりやすい
- 客が商品を持ち帰る
- デザインが自前
これらの差別化は、すべてが一貫して繋がっている。それぞれの強みが互いに、影響しあって相乗効果を作っている。鎖のように繋げることで、『独立した強み』をより大きな強みへと昇華することができるのだ。また、強みを鎖構造にすることで、競合他社の参入障壁を高める効果も期待できる。
まとめ
大きな成果を得たいのであれば、良い戦略が欠かせない。そこには、明確な基準が存在する。限られた資源をどのように配分して、大きな成果を得るか。
また、一貫した強みを鎖構造に積み上げることで、競合他社の参入障壁を高め、市場を独占することが出来るだろう。良い戦略とは、他者を寄せ付けない圧倒的な成果を叩き出す。
本稿があなたの人生を豊かにする一助となれば幸いです。