【自信がない】は武器になる!【再考】が最高な理由

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【自信がない】は武器になる!【再考】が最高な理由

はじめに

はじめに

 『なんだか自分に自信がない…』そのように弱気になってしまうことは、だれもが経験する。絶対的に自分が正しいと考えていても、他の人の意見を聞いた途端に『自分が間違えているのでは?』と不安を覚えてしまう。このように、確固たる自信を持てないことは、ネガティブに捉えてしまう人が非常に多い。しかし、実は『自分に自信がない』というのは【再考】するきっかけとなる。それは、学びにとっては重要な武器となる。今回はその【再考】という武器がなぜ最高であるのか、その理由について解説していく。

再考のメリット

再考のメリット

 我々人類は、学び続けることで発展してきた。今も尚、テクノロジーが発達し、便利な世の中へと変貌を遂げている。我が国では、子供たちが当たり前のように小中高と学校へ通い。義務教育の恩恵を享受している。つまり、誰もが学べる環境にあるのだ。しかし、当たり前のように学びを得ている我々は、学びの目的を改めて考えることは少ない。

では、学びの目的とは、一体なんだろうか?

学びの目的

学びの目的

 学ぶことで、人間は自信の信念を肯定することができる。知識を吸収することで、確かな根拠の上で行動し、人生を歩むことができる。しかし、学びの真の目的は自信の信念を肯定することではない。学びによって信念を進化させることにある。変わりゆく時代の中で、価値感も揺れ動く。昭和と令和では夫婦の在り方が異なるように、時代とともに価値観は移ろいゆく。学びを辞めてしまえば、自身の信念は過去へと取り残され、誤った価値観の中で生きてしまう。それは、周囲の人たちと相容れない。ひどく辛い人生を送ることになるかもしれない。そこから抜け出す方法は【再考】することだ。つまり、謙虚に他者の意見を聞き、見解を受け入れ、自身の信念を考え直すことが重要となる。そうすることによって、あなたの信念は【再考】によって磨かれていくだろう。

無知は叡智

無知は叡智

 知識がパワーであるなら、無知は叡智である。叡智とは、深淵な道理を知りうる優れた知識を指す。人類の科学はなぜ発展したのだろうか?その背景には、『自らの無知を認める』という過程があった。科学が発展する前は、神がすべてを作り、この世界は完全なものだと、未知なものは一つもないとされていた。しかし、人類はその固定概念を疑い、無知を自覚することによって科学が発展した。今では世界の謎が次々と明らかになっている。つまり、正しいとされていた宗教を【再考】することによって科学が発展したのだ。哲学の父と呼ばれるソクラテスは下記のような考えを残している。

『無知の知』

『不知の自覚』

無知であることを知っていることを自覚する者は
無知を自覚していない者よりも知恵ある者である。

ソクラテス

また、進化論で有名なダーウィンも下記のような言葉を残している。

『自信というのは知識からよりも、むしろ無知から生まれる方が多い】

チャールズ・ロバート・ダーウィン

 我々も彼らから習い、無知を自覚して学び続ける必要がある。そして、そのカギは間違いなく【再考】にあるだろう。

iPhoneの誕生のカギは【再考】にあった

iPhoneの誕生のカギは【再考】にあった

 あなたの手に握られているスマートフォンの始まりを考えてみてほしい。だれもが、スティーブ・ジョブズが生み出したiPhoneであると考えるだろう。そのiPhoneには、知られていない誕生秘話がある。実は、ジョブズがiPhoneを製品化することに反対していたのだ。当時はiPodが一世を風靡していた。『なぜiPodが売れているのに、iPhoneを造る必要があるのか!』とジョブズは言った。しかし、先見の明があった彼の部下たちはiPhoneを造る考えを半年間も粘り譲らなかった。そして、ジョブズは彼らの意見を聞き入れ製造に踏み切った。携帯にMacを入れるという革新的なアイディアは、ジョブズの【再考】によって形となった。そして、現在がある。言うまでもなく、iPhoneをはじめとしたスマートフォンは、我々の生活には欠かせないものとなっている。それも【再考】というカギがなければ、決して開かなかった未来であった。

ダニングクルーガー効果

ダニングクルーガー効果

 正しい自己評価ができずに、自分を過大評価してしまうことを【ダニングクルーガー効果】という。そして、これには面白い特徴がある。能力が低ければ、低いほど自信を持つ傾向が高いのだ。まさに、【無知の知】の考えが必要である。自分に自信がない人は、この落とし穴にはまることは決してないだろう。謙虚であるというのは武器になりうるのだ。しかし、自信を持たなすぎるのも、いい結果を運んではこないだろう。つまり、大切なのは【自信と謙虚さのバランス】である。このバランス感覚を掴むには、【再考】する力が必要不可欠なのだ。まさに、『ありのままを受け入れ、学び成長する力』が成功のカギとなる。

 アメリカの著名な投資家であるレイ・ダリオは、下記のようなことを言っている。

『過去の自分を振り返って、1年前の自分を「なんて馬鹿だったんだ!」と思わなければ、なにも成長していない』

レイ・ダリオ

 

まとめ

 人が成長する上で、【再考】は重要なカギとなる。【再考】に必要な要素は、謙虚かつ素直に学ぶことだ。そして、行動し続けなければ、結果は生まれず【再考】することはできない。何かに向かって、ひたすら突き進むことは、とても素敵なことである。しかし、同時にその向かっている先が本当に正しいのかを、時折【再考】する必要がある。そうすることによって、何が正しくて、何が間違っていたのかを理解できる。それによって、あなたの成長速度は格段に増すだろう。謙虚に他者の声に耳を傾け、素直に【再考】を続け、【再考】による最高な人生を手に入れる。あなたにはそんな人生を送ってほしい。

参考著書

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