【頭痛】の放置は危険!?注意すべき【頭痛】の見分け方!

【頭痛】に潜む危険!?

イタタタタタ…

大丈夫?頭抑えてるけど?

最近【頭痛】がひどくて…

それはつらいね…
病院は行ったの?

いや、大丈夫だよ
ただの【頭痛】だし…

(本当に大丈夫なのかなぁ…)
よく耳にする会話ですが、本当にその【頭痛】を放置しても大丈夫でしょうか?
実は【頭痛】の中にはそのまま放置していると大変危険な場合があります。
今回はその注意すべき【頭痛】について説明と【見分け方】について解説します!
【頭痛】になる人は多い!?
【頭痛】といえば【片頭痛】という言葉が一般的にも広く浸透していますよね。
みなさんの周りにも【片頭痛】で苦しむ方は多いんじゃないでしょうか。
では、日本の【片頭痛】の有病率を見てみましょう。
年間有病率は8.4%、20~40代の女性に多い。
片頭痛エッセンス、Sakai F, Igarashi H: Prevalence of migraine in Japan: a national wide survey. Cepahlalgia 17:15-22, 199
なかなか多いですかね?ちなみに世界各国の有病率も明らかになっています。
中国 3.0%
「片頭痛の診断と治療」 川尻宏昭より
米国 13.0%
ドイツ 27.5%
タイ 29.1%
このように、日本だけでなく世界的に【片頭痛】の方が多いんです。
【頭痛】に隠れた病気!?
【頭痛】という言葉は日常的にも多く聞きますよね。
【頭痛】くらいなら病院へ行かなくても…と放置している方も多いと思います。
実は、その【頭痛】…【病気】のサインかもしれません…
このように【なんらかの病気】によって起こる【頭痛】を【二次性頭痛】といいます。

【二次性頭痛】は命の危険!?
この【二次性頭痛】が非常に厄介であり、とても危険なんです。
【二次性頭痛】の原因は多種多様であり、生命の危険も存在するため注意深い診察が必要である。
慢性頭痛の診療ガイドライン2013より
と日本頭痛学会のガイドラインにも掲載されています。
この【生命の危険】も存在する【二次性頭痛】の場合はすぐに病院へ行くべきです!
つまり、【頭痛】を甘くみて、放置していると大変危険なんです!
では、その危険な【二次性頭痛】の【見分け方】を見てみましょう。
【二次性頭痛】の見分け方
【二次性頭痛】が大変危険であることがわかりました。
みなさんの【頭痛】は大丈夫でしょうか?
不安に思っている方は安心してください。
【二次性頭痛】の簡単な見分け方をお教えします。
9つのチェックポイント
- 突然の頭痛
- 今までに経験したことがない頭痛
- いつもと様子の異なる頭痛
- 頻度と程度が増していく頭痛
- 50歳以上に初発の頭痛
- 神経脱落症状(手足のしびれや感覚障害など)を有する頭痛
- 癌や免疫不全の病態を有する患者の頭痛
- 精神症状を有する患者の頭痛
- 発熱・項部硬直(首の後ろが硬くなる)・髄膜刺激症状を有する頭痛
当てはまる項目はありましたでしょうか?
もし、ある場合には速やかにお近くの病院へ受診してください。
また、当てはまらない場合でも
少しでも不安がある場合にはすぐに受診しましょう。
まとめ
【頭痛】には、【二次性頭痛】といった【生命の危険】を脅かすものがあります。
【頭痛】が【隠れた病気】のサインになっているんですね。
今回は【二次性頭痛】の簡単な【見分け方】を解説しました。
少しでも違和感がある場合には
【頭痛】を放置せず、速やかに病院へ行きましょう!
読んでいただきありがとうございました。