リバウンド知らず!?ダイエットで大事な7つの習慣!!part5
以前の記事では、 ダイエットについて大事な【7つの習慣】 の内の5つをご紹介しました。
- 規則正しい生活リズムで3食欠かさず食べる
- 消費エネルギー>摂取エネルギーを目指せ!
- ゆっくり食べる
- 好き嫌いをしない
- 特定の商品だけを食べない
自然と調和するように人の身体はできているので、【生活リズム】を整えることは非常に重要です。また、【摂取エネルギー】を効率的に減らすには食事の栄養素に注意することが大切です。
そして、ダイエットは継続することが最も大切です。気軽に継続できるおススメの美味しくて栄養のある食品をご紹介しました。
また、バランスの良い食事はダイエットだけでなく、【糖尿病】の予防も期待できます。推奨されるエネルギーに占める糖質:脂質:タンパク質の割合に注意しながら、バランスの良い食事を目指すことが重要です。
特定の食品を食べ続ける『〇〇ダイエット』は、栄養素の偏りから病気のリスクが高まります。その食生活をずっと続けるのは難しいのでリバウンドの可能性があります。
今回の記事では、【7つの習慣】の残り2つの内の1つを紹介していきます。それでは一緒に学んでいきましょう!
6.よく噛む
まだまだ
食べれるな…
ちょっと待って!
ダイエットするんじゃなかったの?
そうなんだけど
お腹いっぱいにならなくて
それは
早食いをするからだよ!
早食いとは
よく噛まないで食べ物を飲み込むという行為 を一般的に【早食い】と言います。この【早食い】をすると、お腹がいっぱいと感じるまで食べ過ぎてしまいますよね。では、【早食い】の人とそうでない人との【肥満】の関係はどうでしょうか?
早食いと肥満の関係
実は、【早食い】と【肥満】の関係を調べた以下のような研究があります。
男性早食い(+)群は,早食い(-)群に比べてBMI+5.3%,体脂肪率+8.0%,腹囲+3.4%と有意に高値を認めた。女性早食い(+)群は,早食い(-)群に比べてBMI+4.4%,体脂肪率+7.4%,腹囲+3.3%と,いずれも有意に高値を認めた。
2005,福元 耕ら
男女ともに、【早食い】の方はそうじゃない方に比べ肥満が多いことがわかります。
早食いは肥満になりやすいんだね!
…でも、なんで?
食べ過ぎちゃうから?
それもあるけど
【ヒスタミン】が減ってしまい
脂肪の分解がしにくくなるんだ!
ダイエットの鍵はヒスタミン
食べ物を噛む運動を【咀嚼運動】といいます。この【咀嚼運動】によって、神経伝達物質である【ヒスタミン】を産生します。この【ヒスタミン】には2つの役割があります。
- 食欲の調整
- 脂肪の分解・合成の調整
食欲の調整
【ヒスタミン】は視床下部満腹中枢を刺激して食欲を調整しています。しかし、【早食い】だと【咀嚼】回数が少ないため、【ヒスタミン】が十分に産生されません。そのため、満腹中枢の刺激が不十分となり、満腹を感じにくい状態となります。
なるほど
だから食べ過ぎちゃうんだね!
脂肪の分解・合成の調整
【ヒスタミン】は【食欲の調整】の他にも【脂肪の分解・合成の調整】も行います。【内臓脂肪】を分解し、【脂肪合成】を抑制するなどの働きがあります。
脂肪を分解し、脂肪合成の抑制をしてくれるなんて
【ヒスタミン】を産生するために
よく噛むことは大切だね!
【ヒスタミン】は体の外から投与しても
取り入れることができないんだ!
だから
咀嚼して【ヒスタミン】の分泌を促す必要があるんだよ!
咀嚼法
噛むのが良いのは分かったけど
具体的にどのくらい噛めばいいの?
実は
噛むことの重要性は
肥満治療ガイドライン(2006)でも
明記されているんだ!
肥満治療ガイドライン(2006)では、【咀嚼法】が肥満治療における行動療法の1つとして明記されています。回数はとくに定めていませんが、「一口20回なら20回、30回なら30回の噛み数を厳守することが肝要である」と記されています。
食事の時には
一口20~30回噛むように意識しよう!
まとめ
ダイエットには、継続して行える習慣作りが大切です。【早食い】は肥満になりやすいと言われています。【早食い】をせずに【よく噛む】ことを意識しましょう。【よく噛む】は肥満治療ガイドライン(2006)でも【咀嚼法】として記載されています。手軽に実践できるので、ぜひやってみましょう。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。