【隠れ猫背】は意外に多い!?見分け方と改善方法を紹介!
【隠れ猫背】かも!?姿勢が良いのは勘違い?
皆さんは【隠れ猫背】という言葉を耳にしたことがありますか?
隠れ猫背ってなに?
姿勢の良い私には関係ないかなぁ…
【姿勢が良い】と思っている、そこのあなた!!
本当に【姿勢が良い】のでしょうか?実は【隠れ猫背】の方はたくさんいらっしゃいます。
私も理学療法士として何百人という患者様と関わってきましたが、【姿勢が良い】と自負している6割以上が【隠れ猫背】でした。そして【隠れ猫背】には様々な弊害があります。
【隠れ猫背】ってなに?
下の絵を見てください。女性は3人いますが、【姿勢が良い】方はどなたでしょうか?
少し考えてみえてください。悪い方は一目でわかりそうですが…
実はこの3人の中で【姿勢が良い】方は1人しかいません。わかりましたか?
では、答えをみていきましょう!下の絵にご注目ください。
答えは左側の女性です!
皆さんはわかりましたか?
そして、右側の女性がいわゆる【隠れ猫背】の方です。
そんなに姿勢悪くなさそうだけど…
服を着てたら
区別がつかないんじゃない?
【隠れ猫背】は服を着ているとわかりにくいです。しかし、腰への負担は確実にかかっています。知らず知らずのうちに腰痛のリスクを高めてしまいます。だから怖いんです。
【隠れ猫背】と【反り腰】は同じ?
本記事で紹介している【隠れ猫背】は【反り腰】と同じ意味と考えてください。諸説ありますが、わかりにくいので今回は【同じ】とさせていただきます。ご了承ください。
では、なぜ同じなのか?を解説します。【反り腰】はその名の通り、腰を大きく反っています。しかし、腰を反ると本来は身体が後ろへ倒れそうになるはずです。
下の絵に注目してください。大げさではありますが、腰を反っています。いわゆる【反り腰】の姿勢です。上半身が後ろへ倒れないように手で支えていますよね。もしくは、お腹を大きく前へと突き出しバランスをとっています。
このように姿勢を保つためには、
【どこか】が過度に動くと 【他のどこか】でバランスを取る必要があります。
では【反り腰】の方はどうでしょうか?
上の絵のようには、大きく反らないですよね。なので、手で支える必要はないんです。
でも、【細かな変化】は必要とします。
実は【大きく反った腰】は【胸の後ろを丸く】することでバランスをとるんです。つまり、バランスを取るために【猫背】になっているんです。これは、逆も言えます。
【隠れ猫背】の正体!!【猫背】を隠すと【反り腰】に!?
【下の絵の青→】のように胸の後ろが丸くなって【猫背】になっているのを
無理やり【反り腰】にして、まるで【良い姿勢】かのように見せている場合もあるんです。
これが【隠れ猫背】の正体なんです。
【隠れ猫背】の原因は【背筋を伸ばす】から!?
【猫背】だったら
【反り腰】にするんじゃなくて
背筋伸ばせばいいじゃん!
じゃあ、ちょっと
【猫背】になってるから
背筋伸ばしてよ!
おっけー!
【背筋を伸ばす】だから
まずは胸を張って…
いやいや
めっちゃ腰反ってるよ?
え!?
【胸を張った】のに
なんで!?
実はよくあるケースなんです…。
【胸の後ろの背骨】は感覚が乏しいので動かすのが非常に難しいんです。
なので、背筋を伸ばそうとすると
動かすのが簡単な腰が一番に動き【反り腰】になってしまうんです。
これが非常に厄介で、【背筋を伸ばす】と意識しても、
本人は自覚なく【反り腰】を作って、
【良い姿勢】になっているという勘違いをしてしまうんです…。
みなさんも【背筋を伸ばす】をやってみてください。
腰に手を添えるとわかりやすいですが、
【背筋を伸ばす】瞬間にグイッと【反り腰】になっていませんか?
これが起きているとすると、腰痛のリスクは高まっている可能性があります。
【隠れ猫背】の弊害
なんども出てきているワードですが、【腰痛】が一番多いでしょう。
また、【首の痛み】や【肩こり】も含まれます。
【良い姿勢】のはずなのに、上記の症状がある場合には
もしかしたら、【隠れ猫背】かもしれません。
【隠れ猫背】の見分け方
【隠れ猫背】かもしれない!と思った方はぜひ以下のチェック項目を試してみてください。
- 頭・お尻・踵が壁につくように、壁を背中にして立ってください。
- 写真のように手をパーにして、背中に手の平を入れてください。
- この時に、手の平がギリギリ入ればOKです!
- 【手の平】ではスカスカで
【グー】の状態の拳が入る場合だと【反り腰】!つまり【隠れ猫背】です!
【隠れ猫背】を改善するために
当てはまった方はぜひ、実践してみてください!改善するためのポイントと方法をお伝えします。
改善するためのポイント2つ
改善するポイントとしては
- 【胸の後ろの背骨】の柔軟性を高める
- 【体幹】を鍛える
の2つです。
この2つを平行して行うことが大切です。
改善するための2つのエクササイズ
①【胸の後ろの背骨】のストレッチ
柔軟性を高めましょう。座りながらでもOKです!
- まずは、背中の後ろで手を組みます。
- 胸を前へ突き出しながら、両方の肩甲骨を寄せて組んだ手を上へと持ち上げます。
- この時、肩が上方へあがらないように注意してください。
- 息を吐きながら10秒間キープします。3セット行いましょう。
- ストレッチ中は腰を反らないように注意してください。
これ見たことある…って方!ありがとうございます!以前の記事でも紹介しましたストレッチです!
このストレッチは多くの効果があり、とてもいいのでぜひ実践してください。
②【体幹】を鍛えるエクササイズ
続いて【体幹】を鍛えていきます。
- 壁を背にして背中をぴったりつけます。
- 腰の隙間に手を入れます(ここまでは【隠れ猫背】チェックの方法と一緒です)。
- お腹に力を入れて、背中の手をつぶすように腰のスペースを潰しましょう!
- 息を吐きながら10秒間キープします。
- これを3セット行いましょう。
- エクササイズ中には頭、お尻が壁から離れないように注意してください。
注意点
以上のエクササイズを行っても、
改善が見られない場合や腰痛が強くなる場合は
速やかに近くの病院へ受診してください。腰痛の原因は多岐に渡りますので、必ずしも皆さんの状態が当てはまる訳ではありません。ご了承ください。
まとめ
今回は【隠れ猫背】についてお話しました。
【姿勢が良い】と勘違いしている【隠れ猫背】の方はたくさんいらっしゃいます。
ぜひ、自分が当てはまるかチェックしてみてください!
また、【隠れ猫背】の方だけでなく、【猫背】の自覚がある方も
【2つのエクササイズ】実践してみましょう!
読んでくださりありがとうございました!
めっちゃわかりやすいです!