【腰痛】は心のストレス!?原因と対処法を徹底解説!!

腰痛の原因

腰痛の原因は
- 姿勢の影響
- 病気・怪我の影響
が一般的には多いイメージがありますよね?
以前の記事に
姿勢の解説は3つの記事
病気・怪我の解説は2つの記事
でそれぞれ解説しました。
今回は、腰痛の要因になりうる
【心のストレス】について解説していきます。
それでは、一緒に学んでいきましょう!
腰痛とメンタルの関係


最近
腰が痛いんだよね…

あら
それは大変ね…

仕事もつらいし
なんだかなぁ…

心のストレスもあるみたいね…
【腰痛】と【メンタル】って
関係があるのかしら?
『人間の身体と心は密接に関わっている』といいますが
【腰痛】と【メンタル】の関係はどうでしょうか?
【腰痛】の予後不良因子として
下記の項目を挙げています。
- 腰痛の既往
- 年齢
- 仕事上の問題
- 仕事上の不満 etc

仕事上の問題・不満も
腰痛の長期化に関与するんだね!
また、下記のような
【腰痛】に関する報告もあります。
腰痛の治療成績と遷延化(長期化)には,心理社会的因子が強く関連する.
腰痛診療ガイドライン2019(改訂第2版)
つまり、心理社会的因子が腰痛の長期化に繋がっているんです。
心理社会的因子


心理社会的因子って
なんだろう?
【心理社会的因子 】とは大きく3つに分類されます。
- 社会的因子
- 心理的因子
- 認知・行動因子
名前の通りですね。それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.社会的因子

- 仕事
- 教育レベル
- 社会的身分
- 補償問題 etc
働きがいの低さ、上司のサポート不足などが
【腰痛】の重要な危険因子になると言われています。

人生は
労働に費やす時間が多いもんね!
そこでストレスを感じて
【腰痛】まで起きちゃうのか…

ブラック企業で
勤めている人は
身体の健康を考えると
転職も大事なんだね!
2.心理的因子

- うつ
- 心理的苦痛
最近の脳科学の研究で
以下のことが明らかになりました。
・痛みと快感の反応する部位がほぼ一致している・慢性の痛みには,脳内でのドーパミンシステムの不具合が関与している
腰痛診療ガイドライン2019(改訂第2版)
つまり、不快な心的ストレスが続くと
ドーパミン(快楽物質)システムに不具合が生じ
身体の様々な部位に痛みが生じます。
これを【不定愁訴】といいます。

身体に異常がなくても
【痛み】は起こるんだね…

心の問題でも
【痛み】は
確かに起きてるんだね!
不定愁訴

不定愁訴の代表的な症状は以下の8つです。
- 肩こり
- 頭痛
- 胃腸の不調(便秘・下痢)
- 不眠
- めまい
- 身体のふしぶしの痛み
- 動悸・息切れ
- 腰痛
心的ストレスがきっかけとなり
脳内のドーパミンシステムの不具合(脳の機能異常)が生じるために起こるんです。
3.認知・行動因子

- 痛みに対する破局的思考
- 恐怖回避思考
- 受動的コーピング(対処)
破局的思考とは
分かりやすくいうと【心配性】のことです。
心配の制御困難性とは,ある問題に対して,
Tomoya Fujita,2011
そこから派生する問題を
次々に見つけてしまう現象である破局化を意味している.
そして,この破局化に伴い産出された思考を破局的思考と呼んでいる.
連鎖的にネガティブな思考が続いてしまうと
【腰痛】の長期化に繋がってしまうんですね。
【腰痛】の改善・予防法

【心理的社会因子】は
【腰痛】の予後に強く影響を与えます。
改善・予防法としては
『心配させない(安心させる)こと』
『普段の活動をできる限り維持すること』
が挙げられています。
また、仕事の環境が辛く
心のストレスが増大する一方であれば
転職を考えるのも一案だと思います。
あなたの身体や心を一番に考えて行動しましょう。
かといって
なかなか転職は大変ですよね。
なので
ストレス発散方法を見つけましょう!
なんでもいいですが
身体が休まる趣味や
適度な運動ができる趣味などが良いですね。
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是非、参考にしてください!
まとめ
今回は、【腰痛】と【心のストレス】の関係についてお話しました。
【心のストレス】は【腰痛】の予後に強く関係し、
身体に悪いところがなくても
脳内で【痛み】を作り出してしまいます。
長期化した【腰痛】には
【身体の健康】と【心の健康】
2つへのアプローチを同時に行っていくことが重要です。
読んでいただきありがとうございました。