【外反母趾】でもハイヒールを履く方法!?徹底解説!!

【外反母趾】って?

前回の記事
【外反母趾】の原因を徹底解説!! - Oyacoco リハビリをコミュニケーションに (oyacoco-reha.com)
では、【外反母趾】の原因についてお話しました。
今回は、みなさんが
・簡単に
・実践可能な
・具体的な
【外反母趾】の予防・治療法について解説します。
それでは、一緒に学んでいきましょう!
【外反母趾】は手術が必要?

【外反母趾】は
親指が変形しちゃうんだよね?

そうそう
変形して
痛みが出ちゃうんだよね

ということは
痛みを減らすには
【手術】するしかないのかなぁ

確かに
変形したら
【手術】が必要かもね…
【外反母趾】の治療として【手術】が選択されることもあります。
しかし、みなさんはなるべく【手術】をせずに治したいですよね。
そんな みなさんに朗報です!
【手術】をしない【保存療法】というものがあります。
この【保存療法】は大きく4つに分類されます。
【手術】しない!4つの【保存療法】

保存療法は以下の4つに分類されます。
- 靴の指導
- 運動療法
- 装具療法
- 薬物療法
今回は実践しやすい
【靴の指導】に絞ってお話します。
それでは、解説を一緒にみていきましょう。
1.靴の指導

はじめに結論から言いますと
【靴指導】では除痛効果が期待できる
と考えられています。
前回の記事でもお話しましたが
ハイヒールは【外反母趾】発症の要因の一つです。
だから、履かないでください!!
となると
オシャレ好きな方はがっくり来ちゃいますよね?
『オシャレな靴を楽しみたい』
という方もいらっしゃると思いますので
オシャレを諦めないための工夫点も
お伝えしますので
ぜひ最後までお読みください。
【靴選び】の3つのポイント

【外反母趾】の痛みの軽減・進行予防においては
【靴選び】が重要となります。
そして、最も重要なのが
【痛み】を起こさないことです。

上の絵のように
【外反母趾】である親指の突出部に靴が当たると
【滑液包炎】や、神経圧迫による【しびれ】が生じます。
つまり、この【圧迫の緩和】が重要になります。
【圧迫の緩和】のためには
靴のサイズやフィット感がとても重要になります。
以下の3つのポイントを確認してみましょう!
- 縫い目・アッパーの縁
- 横幅のフィット感
- 適切なサイズ
それでは、順に解説していきます。
1.縫い目・アッパーの縁

靴の縫い目が【外反母趾】で突出した部分に当たると
【痛み】がでやすくなります。
また、上の図のように
【足の甲】の部分を覆う部位を【アッパー】といいます。
この【アッパー】の縁が当たると【痛み】に繋がります。
つまり
縫い目やアッパーの縁が
当たらないor柔らかい
靴を選びましょう。
2.横幅のフィット感

【横幅のフィット感】がとても重要です。

私は指や親指に
ぶつからないように
【大きめの靴】を買ってるわ!
小指や親指に当たって
【痛み】がでないようにと
【大きめの靴】を買っている方…それ絶対ダメです!!
大きめの靴がダメな理由
【大きめの靴】を選ぶと
緩くて固定性のない靴になりがちです。
痛いので緩い靴を履く ↓ 靴の中で足が動く ↓ 疼痛部位がこすれて痛い
上記のような悪循環に陥ります。
改善方法としては
- 当たる部分の素材が柔らかい靴を選ぶ
- お店の人にアッパーを広げてもらう
安易に【大きめの靴】を選ばずに
上記2つに注意しながら店員さんに相談してみましょう。

3.適切なサイズ

靴は基本的に
小さすぎず、大きすぎないのが良いとされています。
具体的な☑方法としては
- 踵をフィットさせて爪先に1㎝の余裕がある
- 履いた状態で足の指が自由に動く
- 両足履いて歩いた時に靴の中で足がずれない
上記3つの☑を行い快適な【靴選び】を行いましょう。
【ハイヒール】を諦めたくない!

なるほどね
やっぱりハイヒールは
よくなさそうだね

ハイヒールを履いて
オシャレしたいけど…
やっぱり無理なのかなぁ
【外反母趾】の方が元気に歩くには
スニーカーが形状や素材の点からも
【痛み】がでにくいのでお勧めです。
しかし
お仕事やオシャレのためにどうしても
ハイヒールやパンプスを履きたい場合もあるかと思います。
そんな方のために
【ハイヒール】選び・工夫のポイントをご紹介します。
【ハイヒール】選び・工夫のポイント

- 可能な限り足の形状(特に前足部)に合ったもの
- 靴の中で足が前に滑らないもの
- 装着時間は歩き回らず、時間も短く
以上の3つが重要となります。
靴の中で足が滑らないためには
靴ひもをしっかり締めたり
足の甲の押さえバンドがある靴を選ぶなどが有効です。
インソール

また、【インソール】を入れるのも効果的です。
【ハイヒール】を買う際には
既存のインソールが外れて、
作成したインソールに入れ替えられる靴や、
少し大きめの靴を選ぶと良いでしょう。
【インソール】選びは専門家に行ってもらうのがベストですが
自分で選ぶ際には、
自分がよく履く靴に実際に入れてみて
歩いてみることが一番だと思います。
足の前へのズレがないか
窮屈でないかなど
本記事で紹介したポイントを確認しながら購入を考えてみてください。
注意点
本記事では過去の研究から得た見解を述べていますが
実際には様々な研究があり結論が一様ではないのが現状です。
根拠としては十分ではない場合もあるので、あくまで参考程度に考えてください。
まとめ

今回は【外反母趾】の4つの予防・治療法の中から
【靴の指導】の1つに絞って解説しました。
【靴選び】は3つのポイントが重要です。
購入の際には
サイズやフィット感を見るための参考にしてください。
また、オシャレを諦めたくない方へ
【ハイヒール】や【パンプス】の
選び方や工夫点もお伝えしました。
楽しく、毎日を送るためには
健康に歩くことが重要です。
毎日、履く靴は足の健康に大きく関わります。
本記事を参考に足の健康を今一度考えてみましょう。
読んでいただきありがとうございました。